ハンカチの木

秋葉区内の某中学校には「ハンカチの木」という珍しい樹木があります。昭和56年(1981)に木口一二三が中国峨眉山で苗木を購入、寄贈したものでした。学名は「Davidia involucrata」一属一種の落葉高木で、中国西南部の海抜2000mぐらいの森林中に自生しています。国内には植物園などでの開花は見られますが、このような身近な露地での開花は大変珍しく、5月はじめ、球状の頭状花序をつけ、基部に長さ6~15cmの白い総苞片が2個、この苞が名前の由来と思われます。

20年経って初めて花が咲くとされ、記念樹として植栽され20年目となる平成14年(2002)に美しい白い花を咲かせました。