27.善道町 神明宮

善道町神明宮は、JR(信越本線)新津駅の東300mの所に南向きに鎮座する。「神社明細帳」(明治十六年)に「中蒲原郡善道興野字堤内 無格社 神明宮」とある。加筆訂正は「中蒲原郡三興野村大字善道字堤内 無格社 神明宮」となる。天保九年(1838年)の創立とされるが、寛永元年(1624年)とする資料もある。

天照皇大御神を祭神とする。明治四十一年に稲荷社(宇迦魂命)を合併した。拝殿の中には、合祀された「正一位稲荷大社」の額も掛かっている。祭日は、八月二十二日・二十三日である。

この神社は、街中にある神社で、昔の石坂町から100m近くの参道が続いて居る。今は、家がびっしり建っているが、昔は参道がそのまま有ったのだと思われます。(※新津駅から新町に向かって行く道の四つ角から大橋の間の町内を昔は、石坂町と呼んだ。)

拝殿には、神明宮の額が掲げられて居る。拝殿と本殿は一体型になって居て、道路の拡張工事でコンパクトにまとめられた神社に成って居ます。しっかりした手水舎が建っています。

【庚申塚】
神明宮は、土手の下に有りますが、土手道を南(町へ向かって)に50m位行くと右手に庚申塚が有ります。

【御神楽】
獅子神楽、江戸期に東島から習得と言われる。演目は幕舞・幣束舞・鈴舞・四方舞(byムーミンパパ)