18.新郷屋 八幡宮

新郷屋八幡宮は、JR東新津駅(信越本線)の東2.5Kmに鎮座している。阿賀野川と早出川の合流点付近の新郷屋の産土神である。「神社明細帳」(明治十六年)によると「中蒲原郡北村字道上 無格社 八幡宮」とある。加筆訂正では「中蒲原郡新関村大字北村字道上 無格社 八幡宮となる。祭神は「誉田別命(須佐雄尊)」とある。祭日は、四月十三日、八月十九日(四月十五日、十月十五日)である。その後、境内に在った四神が合併された神明宮(天照皇大神)と稲荷社(倉稲魂命)が合併された。


社殿は、プラスチック板で保護された簡素なものである。拝殿と本殿が一体型のものである。拝殿に額は無い。


「神社明細帳」に記載の秋葉区北という住所は、現在は土手を挟んで反対側の河川敷の所に成っている。明治時代には土手は無かったものと思われ、阿賀野川と早出川の交わる地域であり、洪水の最前線で苦労した地域と思われる。庚申塔と斎念佛塔と思われる石が置いてある。神仏混交の現れだと思われる。