17.東金沢(上金沢)神明宮(太神宮)

東金沢には、神明宮が2宮鎮座している。こちらの東金沢神明宮(太神宮)は、金屋村落の直ぐ側に有る。JR磐越西線の東新津駅の東北東2.2Kmに鎮座している。 「神社明細帳」(明治十六年)によると「中蒲原郡互賀村字上金沢前田 無格社 神明宮」とある。加筆訂正されたものでは「中蒲原郡阿賀浦村大字金沢字前田 無格社 神明宮」となる。寛永五年(1628年)の創立と記載がある。祭神は天照皇大神である。神明宮の拝殿には、太神宮(神明宮)の額が掲げられて居る。祭神は、天照皇大神である。祭日は、四月九日、八月二十八日である。


「明細帳」(明治十六年)を見ると大字金沢で神明宮が弐宮登録されており、拝殿・本殿の大きさからこちらの方が「字前田」の神明宮で、もう一つの方は「字西家浦」の神明宮と思われる。創立年はこちらの方が古く、昔から有ったのは、こちらの村落で、新田開発の様な形で大安寺に近い東金沢村落が出来たものと思われる。こちらの神社から三年後に新しい村落で神明宮が創建されており、建て替えられて新しい村落の神明宮の方が大きくなっている。もう一つの東金沢神明宮は、22番目で紹介する。


【昔の神社紹介の写真による検証】
添付写真の様に以前の額は太神宮(神明宮)の額の他に「諏訪宮」の額も掛かっている。諏訪宮の由緒は不明である。神社へ参拝し振り返って境内を出ようとすると境内から真正面に五頭山が見えて、眺望がすばらしいのは、昔も今も変わらない。(byムーミンパパ)