今年は没後70年、来年は生誕120年

秋葉区ゆかりの作家・坂口安吾。
彼は1906年10月20日、坂口仁一郎の五男として新潟市西大畑町(現・中央区)で生まれました。安吾はペンネームで本名は炳五(へいご)と言います。東洋大学を卒業後、1931年に作家としてデビューし、「風博士」などの作品で注目されました。1942年には「日本文化私観」を発表しています。
太平洋戦争敗戦直後の1946年、「堕落論」「白痴」を立て続けに発表。安吾は太宰治らとともに「無頼派」の旗手として多忙な毎日を過ごすようになりますが、一方で薬物中毒に苦しむようになりました。その間、1947年に梶三千代と結婚し、1953年には長男・綱男が生まれています。「桜の森の満開の下」「不連続殺人事件」などの作品を発表した安吾は、1955年2月17日、群馬県桐生市の自宅で脳出血のため亡くなりました。
今年(2025年)は没後70年、来年(2026年)は生誕120年とアニバーサリーイヤーが続く坂口安吾。
関連する場所を訪ねてみましょう。
