三人の三郎
新津郷の水害を憂い「悪水排除」に動力を使った排水設備の必要性を訴え行動した「三人の三郎物語り」番場甚三郎、松岡酒造三郎、上野英三郎、水腐地を豊かな田園にと変えた三人の挑戦。秋葉区のプロジェクト・・・
ネムの木は語る・・・
番場甚三郎:明治18年の信濃川大洪水に郷土の危機的状況に行動を起こす。小戸高陰寺に関係者等を集め覚路津郷悪水除却会社を創立・・・頓挫するもめげずに・・・翌年信濃川堤防改築工事に出向として覚路津水門工事など手がける。
松岡酒造三郎:明治26年、27歳で川結村村長に就任、以来新津郷の水利問題に真正面から立ち向かう、中小の水利組合を合併し「連合」を呼びかけ覚路津排水機場を稼動させ、新津郷の土地改良事業の基礎を築いた・・・
上野英三郎:東京帝国大学学士(後に教授・理学博士)明治36~7年に新津郷の水難の調査を行った。実地授業も兼ね30名の学生とともに徹底した調査を行い、現在の新津郷の姿・美田の基礎を提案した・・・