30.北上 日吉神社(現在)
北上日吉神社(現在)は、新津駅(信越本線)の東北東600mに位置している。日吉神社の説明は、別記の通りです。祭神は、大山昨命である。「神社明細帳」(明治16年)の記載は、前回の所の【北上日吉神社(元)】に記載した通りです。配神に天照皇大御神、須佐雄神、宇迦魂神を祀ります。北上興野開基の際、産土神として安置したと言われています。祭日は、四月十五日、八月二十四日・二十五日、(九月十五日)です。
本社および境内社の神明宮、熊野社、稲荷社は、明治24年12月に全部焼失し、本社はその後再建したが、境内社は全て合祀した。これが、【北上日吉神社(元)】に成ります。
日吉神社(現在))は、昭和56年7月に、切所の池を埋め立てて現在の場所に新しく移転建立されたものです。私の小さい頃は、切所の池はもっと大きく、神社のある場所は池だったのを覚えています。現在の社殿は、普通の村社と同じくらいに大きく立派で、神楽殿も有ります。切所の池では、現在も釣り師がヘラブナ釣りをしている姿を見かけます。
拝殿には、日吉神社の額が掲げられて居ます。日吉神社の内部の写真も撮る事が出来ましたので、掲げて置きます。また、拝殿と本殿は、繋がっており拝殿からしか入れませんが、立派な本殿が建てられています。
【神楽殿】
別棟で、神楽殿が建てられています。神楽殿が別棟で建てられて居るのは、堀出神社・東島八幡神社とここ日吉神社だけだと思います。神社の大きさ境内の広さなどを考えると村社の風格がある神社と言えます。
【北上日吉神社設置理由を書いた柱】
北上日吉神社の設置理由が書いた柱が、北上の大通りから神社へ入る入口に建っています。良く見ないと解りにくいかもしれません。その設置理由については、北上日吉神社(元)の所で詳しく説明しました。
【日吉神社とは】
日吉神社は、滋賀県比叡山のふもとにある日吉大社を総本山としており、「山王権現」とも呼ばれます。大山咋命は土木の知識に優れ、治山・治水・農耕・開拓の守護神とされています。特に万物を守護し魔を祓う御神徳が高く、家庭円満や縁結び、社業繁栄など多様なご利益をもたらすといわれています。
【御神楽】
神楽殿が有るのに神楽の映像は、下記の2010年のyoutubeの記録しか残っていない。演目等について書かれたものも無い。残念だが伝承が途切れたか?(byムーミンパパ)