36.荻島 諏訪神社

荻島諏訪神社は、JR荻川駅(信越本線)の東800mに鎮座している。「神社明細帳」によれば、「中蒲原郡荻島新田 字河内 無格社 諏訪神社」とある。届け出時に村社への請願を行い、大正元年(1912年)十二月に村社に列せられている。加筆訂正では「中蒲原郡荻野村大字荻島字河内 村社 諏訪神社」となる。

元和九年(1623年)の創建で、荻島の産土神である。祭神は健御名方命である。祭日は、四月十五日、八月二十六日・二十七日(四月十五日、九月五日)である。

拝殿には、諏訪宮の額が掲げられて居る。拝殿と本殿は別々の建物に成っているが、拝殿を通らないと本殿を見る事は出来ない。

立派な手水舎がある。

【高橋政芳の石碑】
神社の裏手の荻島の集会場の前に高橋政芳の碑がある。調べると下記の通りの人物です。 明治9年(1876年)荻島の高橋宮三郎の長男として生まれ、幼名を吉治という。仏門に入り修行研鑽に努めた宗教家であり、当時の若者に自宅を開放し補習教育の夜学教室を開設するなどの社会教育に力を注いだ。特に当時青年会の趣旨を理解せぬ一部の村人の非難を浴びながら、茶屋酒と賭博の他に遊びを知らない若連中に青年会作りを勧め、組織化を成すなど精神開眼をなさしめた功績は多大であった。
若者教育の先駆者として、地域の発展に寄与した人と言う事に成ります。

【御神楽】
『荻島神楽=獅子神楽。演目は神楽舞(幕舞・天狗と神楽舞込)・四方舞・手踊・花笠舞・団七舞』の記載は有るが、残念なことに実際の映像は残されて居ない。(byムーミンパパ)