59.山谷三丁目 諏訪神社
山谷町三丁目諏訪神社は、JR新津駅駅(信越本線)の南西1.5Kmに南向きに鎮座している。「神社明細帳」(明治16年)によれば「中蒲原郡新津村字山谷 無格社 諏訪神社」とある。加筆訂正では「中蒲原郡新津町大字新津字山谷 無格社 諏訪神社」となる。

創建は不明である。祭神は健御名方命である。祭日は、八月二十六・二十七日、(八月二十七日)です。山谷町の一部の産土神である。

この神社は7号線・山谷信号を北に入り、すぐ左折すると右側に鎮座しています。周囲に木々はあるけれど境内は明るく伸びやかな感じがしています。結構広い境内には木の葉一枚落ちていず、管理が行き届いている気持ちの良い神社でした。拝殿には、諏訪宮の額が掲げられて居ます。本殿は、拝殿から突き出した一体型です。


水を湛えた手水舎が有ります。

【境内社、石仏、石柱】
拝殿に向かって右手の方に境内社が祀られている。「明細帳」によれば、明治四十一年に熊野社と稲荷神社と八幡宮の三社を合祀している。境内社として残って居るのは、稲荷神社だと思われます。

拝殿に向かって左手に見逃がしてしまいそうな石仏が有ります。詳細は不明です。

また、拝殿の左側に神社を囲っていた柱の一部を掲示しているのだと思いますが「敬神」、「愛国」の文字の石柱があります。

【狛犬】
他にも狛犬が居た神社は有りましたがここの狛犬が気に成ったので、写真掲載しておきます。慶応2年(1866)生まれの出雲丹後狛犬。阿(口を開けて居る方)は勝ち気で元気溌剌、吽は思慮深く内気そうな顔をしています。


【御神楽】
ここでは保存会が結成され大事に継承されている、山谷神楽が春の例祭で奉納されています。2月末の底冷えがしそうな夜7時、境内参道に篝火が焚かれ、天狗を先頭に宮の登りが始まり、堂内で神楽舞(幕舞・剣舞・悪魔払い・天狗舞)・四方舞・刀踊りが奉納されるのだそうです。下記に堀出神社の神楽殿で奉納された踊りを掲載しておきます。(byムーミンパパ)