63.程島 両皇大神宮

程島の両皇大神宮、JR古津駅(信越本線)の北北東1.4Kmに鎮座している。「神社明細帳」(明治十六年)に「中蒲原郡程島村字築州原 無格社 両皇大神宮」とある。加筆訂正では「中蒲原郡中津島村大字程島字築洲原 無格社 両皇大神宮」となる。

現在の神社は、2022年に建てられました。真新しく見栄えのする神社に成って居ます。旧新津市にある神社では、一番新しい建物に成ります。名前が珍しいので調べて見ましたが、両皇大神宮は、全国で37社あるようです。500位以内に入って居るので、そんなに少なくは無いようです。

祭神は天照皇御大神と豊受大御神で,長久元年四月(1040)の創立と伝える。明治十一年に再建されています。祭日は、青田祭で不定です。八月二十日~二十九日間の土・日曜日(十月十五日)に開催されます。拝殿に額が掲示されています。

拝殿と本殿は、別々に建っており拝殿からの回廊で繋がっています。

手水舎が有ります。(以前からの手水舎だと思われます。)

【境内社と湯殿山石碑】
明治四十年(1907)に,字舘ノ内の八幡宮(誉田別尊を祭る。長久元年八月の創立),字町倉の諏訪神社(健御名方命を祭る。天喜二年〈1054〉創立),字城之越の若宮神社(大雀尊,比呂美能親王),字原の猿田彦神社(猿田彦命)を合併したと記録にあるが、境内には石が3個置かれた建物が有るだけです。右の石は庚申塔です。真ん中の小さな玉と左の石に書いてある物は読めないので、合祀した神社のものかもしれません。
境内社らしき建物の隣に湯殿山の石碑があります。

【記念碑】
平成元年八月に「歳月をこえてともに進もう」の石碑が建てられています。改築を記念して建てられた石碑だと思われます。

【彰徳碑】
彰徳碑が在るが、誰の徳を讃えた碑なのか解りません。明治時代の事を言って居るのは解るのですが、この地に詳しい人で無いと解らないと思います。

【石で作ったキノコ?亀?】
境内に目をやると古い石で作ったキノコが2本と大きな石に乗った亀の様な四本足の石が有ります。特にキノコの出来栄えは、凄く良い出来です。昔の人が作ったものを見つけて来て置いたのか、神社を新しく建てた時に出て来た昔の石を組み合わせて置いたのか解りません。結構写真映えしますし、神社に親しんでもらおうとする遊び心が素晴らしいと思います。

【御神楽】
この地区の御神楽の映像が有りましたので、掲載して置きます。(byムーミンパパ)

【昔の社殿の解説】(2005年当時の写真も掲載しておきます。)
伝承では長久元年(1040)の創建とされ、神明宮(天照皇大神、豊受大神)でしたが、明治8年に現社号に改称しました。明治40年には八幡宮他を合祀し、現御祭神は天照皇大神と豊受大神他、誉田別命、倉稲魂命、比呂美能親王、建御名方命、大雀尊、猿田彦命です。(「新潟市神社探訪」参照)
本殿は拝殿とは全く別個に建造され、拝殿奥から石段を登った高い位置に鎮座しています。

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