22.東金沢 神明宮2(太神宮)
東金沢には、神明宮が弐宮鎮座している。1つは17番で紹介した「東金沢神明宮1」で、金屋村落に近い方にある。こちらの東金沢神明宮2は、大安寺に近い東金沢村落の中にある。新田開発で、此方に移って来た時に上手く開発が成されて、米の取れ高も良く大きな神社を建てることに成ったと思われる。この村落には曹洞宗の尼寺の大道庵もあり、神社の隣に東金沢集落開発センターがあることから、此方が主たる神明宮になっているものと思われる。
東金沢町神明宮2は、JR東新津駅(磐越西線)の東2.2Kmに鎮座している。東金沢にある神明宮弐宮の内大きさからすると、「神社明細帳」(明治十六年)にある「中蒲原郡互賀村字下金澤西家浦 無格社 神明宮」と思われる。加筆訂正では「中蒲原郡阿賀浦村大字金沢西家浦 無格社 神明宮」となる。以前の「東金沢神明宮1」の時に解説した通りで、こちらが後で建てられたことに成るが、こちらの方が大きな神社になって居る。「東金沢神明宮1」が創建された三年後の寛永八年(1631年)の創立と伝えられる。祭神は天照皇大御神である。祭日は、四月一日(不定)、八月二十七日・二十八日である。
拝殿には、太神宮(神明宮)の額が掲げられており、拝殿と本殿は、別々に建てられているが、通路で繋がっており、本殿の屋根が解るだけの状態に成っている。
此方には、立派な手水舎がある。又、たまたま通りかかった時に拝殿の戸が開いて居たので、撮った写真も掲載しておきます。
【境内社・玉垣奉納記念碑】
境内の中に写真の建物が有る。恐らく「神社明細帳」に同じ住所で届け出られて、合祀で抹消されている稲荷神社と思われる。創建は寛永八年(1631年)に成っており、神明宮(大神宮)と同じ年に建てられている。こちらの稲荷神社は、個人が建てたものらしく建てた人物の名前が記されている。最近のものと思われるが、玉垣奉納記念碑が設置されている。(byムーミンパパ)