23.中新田 神明宮
中新田の神明宮は、JR(信越本線)新津駅の東2.7Kmに鎮座する。「神社明細帳」(明治十六年)に「中蒲原郡互賀村字本新田道上 無格社 神明宮」とある。加筆訂正したものでは「中蒲原郡阿賀浦村大字中新田字道上 無格社 神明宮」となる。
寛永年間の創立で、安永七年(1778年)に洪水のため破壊し、同年九月再建。天照皇大御神を祭神とする。祭日は三月十五日、八月二十五日・二十六日である。
拝殿の額には大新宮とある。拝殿と本殿は一体型で繋がっている。結構立派な手水舎がある。
【境内社】
「神社明細表」によると、境内にある神社は、文政五年(1822年)創立の稲荷社である。祭神は倉稲魂命である。
【石祠・庚申塚・湯殿山塔】
順に左から石祠・庚申塚・湯殿山塔である。石祠の解説は無く不明。庚申塚は、各所に有るので、同じ考え方に寄って設置されている。湯殿山の石碑は、山形の出羽三山にお参りに訪れた人が、訪問の記念として石碑を立てたものだと考えられる。各所にある。
湯殿山の解説をしておくと、湯殿山 は、約1,400年前に出羽三山開祖の蜂子皇子(はちこのおうじ)によって羽黒山、月山に続いて開山された聖地で、未来(来世)を祈る山として信仰されています。 開山からしばらくは修験道という仏教に近い形態の山岳宗教で、多くの修験者たちが訪れ修行に励みました。その修行に行った人が返って来て建てたものと思われます。(byムーミンパパ)