サツキ

高度経済成長の波にのり、昭和40年(1965)頃にサツキブームが到来。もともと秋葉区はアザレアなどのツツジ類の生産があり、挿し木の技術もあったこと、自動潅水、地温ボイラー等の導入による技術革新から栽培環境は出来上がっており、短期間での増産を可能としました。これにより急激な需要増にも対応し、昭和44年(1969)~に生産のピークを迎えると、年間の生産量は250万~300万本にまで増加、国内最大の生産地となりました。

サツキツツジ(皐月躑躅)とも呼ばれ渓流の岩肌などに自生。旧暦の5月 (皐月) の頃一斉に咲き揃うところからその名が付きました。

「サツキ」は新津のブランドとして定着し、平成3年(1991)JR信越本線、新津駅の隣りに開業した新しい駅も「さつき野」と命名されました。しかも駅周辺に開発された町名もその後「さつき野」と改称されたほどでした。また、平成8年(1996)新津、小須戸地域の3つの農協が合併した際も「JA新津さつき」の名称となるなど地域に親しまれています。

前の記事

シャクヤク