シャクヤク

薬草として大陸から渡来しました。江戸末期の副業を調査した小泉蒼軒の「産業開物の巻」によると江戸末期には薬物商との契約栽培で秋葉区で栽培されていました。明治41年発行の「花卉販売目録」(長尾草生園・秋葉区)を見ると200を超える品種が紹介されており、観賞用としても人気があったものと思われます。

明治30年代にボタン接ぎ木の台木として需要が伸び、大量の種子が蒔かれたことから多くの新品種も誕生し更に人気も高まった。

花卉販売目録:新潟市新津図書館所蔵

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